① 神
イスラム教:アッラー
イスラム教における唯一絶対神であり、万物の創造主。イスラム教への入信は「アッラーのほかに神なし」と宣誓することから始まる。「慈悲深き者」「平和なる者」「守護者」などアラビア語で99の美名を持つとされる。
ユダヤ教:主なる神(ヤハウェ)
ユダヤ教において唯一絶対の神で、ヤハウェの名を唱えることは禁忌のため、アドナイ(主)と呼ばれる。アブラハムに子孫とカナンの地を約束し、モーセを通して授けた律法の遵守を条件にイスラエルの民を守った「契約の神」。
② 最大の預言者
イスラム教:ムハンマド
イスラムの発端となった預言者で、40歳の時、神(アッラー)から最初の啓示を受けた。イスラムでは偶像崇拝を禁じているため、ムハンマドの肖像画は基本的になく、伝承画でも顔はベールに覆われている。
ユダヤ教:モーセ
エジプトの奴隷状態からヘブライ人(イスラエル人)を解放した「出エジプト」の後に、シナイ山で神から十戒・トーラー(律法)を授かった。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の三宗教全てに重要人物として登場する。
➂ 聖典
イスラム教:コーラン
神の言葉をアラビア語で記したコーランを聖典とする。聖書と異なり翻訳は認められていない。神の重層的な言葉を正しく表現できるアラビア語原典以外は「解釈」と見なされる。
ユダヤ教:タナハ
ユダヤ教の聖典はタナハ(ヘブライ語の旧約聖書)で、トーラー(律法・モーセ五書)・ネビイーム(預言書)・ケトゥビーム(諸書)の三部構成。口伝律法を集成したタルムードも並ぶ権威を持つ。
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