Nelson Bocanegra Carlos Vargas

[ボゴタ 30日 ロイター] - コロンビア中央銀行は30日の理事会で、政策金利を11.25%に据え置くことを全会一致で決定した。ロイターが今週実施した調査では、0.50%ポイント引き上げるとの予想が大半を占め、一部は0.75%ポイントの利上げを見込み、2人は据え置きを予測していた。

コロンビアのペトロ大統領は経済成長を支援するために利下げするよう中銀に繰り返し求めており、政府代表を務めるアビラ財‌務相は1.00%ポイントの利上げを決めた前回会合で決定に反発して途中で退席していた。アビラ氏は今回出席し、記者会見で「合意を形成できるというシグナルを国民に送ることが適切だ。このため、利下げするべきだとの私たちの見解は維持しつつも、今回の会合では全会一致で金利を据え置くことを決定した」と言及した。

同席した中銀のビジャル総裁は「理事会のメンバーは異なる見解を持っているものの、現在の状況下で合意を形成するために金利を据え置く決定で合意した」と語った。

バンコ・デ・ボゴタの経済調査責任者のカミロ・ペレス氏は「中銀の制度的地位を損なう恐れのある対立を続けるよりも、合意することを選んだ」との見解を示した。

3月末時点のインフレ率は前年比で5.56%と、長期的な目標の3%を大幅に上回っている。コロンビアは過去5年間にインフレ率3%を達成できていない。

5月の理事会では政策金利の判断は予定されていないため、次回の金利決定は大統領選後になる見通しだ。

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