[30日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が30日発表した3月の自動車生産台数は前年同月比8.2%減の7万2511台となった。商用車生産の落ち込み、主要工場の部品不足、アジアと米国への輸出低迷が主な要因という。

減少幅は2月の17.2%から縮小したものの、SMMTは業界の見通しがなお厳しいとの見方を示した。

内訳は、乗用車が0.8%減の6万9755台、商用車は68.3%減の2756台だった。

中東紛争が一段のエネルギーコスト上昇と需要への圧力につながる恐れがある一方、欧州連合(EU)の「メード・イン・EU」構想で英国産自動車の一部EU市場アクセスが制限されるリスクが生じており、英メーカーは一段の圧力にさらされている。

輸出向けが引き続き生産の大半を占めたものの、3月は乗用車・商用車ともに輸出が減少した。EUはなお最大の市場で、需要は4カ月続けて増加、輸出は前年比4.8%増となった。

SMMTのマイク・ホーズ会長は、「メード・イン・EU構想から英国が除外されないことを確実にしなければならない。双方の産業は密接に結びついており、英国のEU離脱合意に盛り込まれた自由貿易条項が損なわれればともに打撃を受けることになる」と述べた。

SMMTとメーカー各社は、低価格の中国製電気自動車(EV)メーカーとの競争が激化する中、不確実性が投資に悪影響を及ぼす可能性があると警告し、EUの新たな提案で英国産車両が除外されるかどうかについて明確な説明を求めている。

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