[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省と国勢調査局が29日発表した3月の財(モノ)の貿易収支(季節調整済み)は879億ドルの赤字だった。前月比5.3%増。輸入の伸びが輸出を上回ったため予想以上に拡大し、第1・四半期の経済成長の足かせとなった可能性が高いことを示唆した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は869億5000万ドルの赤字だった。2月の赤字額は835億ドルだった。
3月のモノの輸入は96億ドル増の2993億ドル。自動車の輸入が11.0%急増したほか、食品、消費財、資本財、産業資材の輸入も堅調に増加した。
輸入品の一部は倉庫の在庫として積み増された。卸売在庫は1.4%増、小売在庫は0.7%増加した。これにより、モノの貿易赤字拡大に伴う国内総生産(GDP)成長へのマイナス影響が抑制される可能性がある。
3月のモノの輸出額は、52億ドル増の2115億ドル。食品、自動車、資本財、石油を含む産業資材の輸出が増加した。一方、消費財の輸出は7.5%減少した。
エコノミストらは、米国が石油の純輸出国であることから、米・イスラエルとイランの交戦が原油価格を押し上げていることを背景に、今後数カ月はモノの輸出が拡大すると見込んでいる。