[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した3月の住宅着工件数(季節調整済み)は、主力の一戸建てが年率換算で前月比9.7%増の103万2000戸と、2025年2月以来、13カ月ぶりの高水準となった。ただ、建設許可件数は大幅に減少し、建設業者信頼感も依然として低迷していることから、この改善は一時的なものに過ぎない可能性が高い。
一戸建て住宅着工件数は前年同月比で8.9%増加した。
一方、一戸建て住宅の建設許可件数は前月比3.8%減の89万5000戸となった。2月は93万戸と、1月の87万6000戸から増加に転じていた。
3月は前年同月比で7.9%減少した。
3月の5戸以上の集合住宅着工戸数は9.6%増の44万6000戸。前年同月比では13.5%増となった。
全体の住宅着工戸数は10.8%増の150万2000戸。前年同月比では10.8%増加した。
集合住宅建設許可件数は23.5%減の42万7000戸。全体の建設許可件数は10.8%減の137万2000戸となった。前年同月比では7.4%減少した。
住宅建設業界は、木材や洗面化粧台などに対する輸入関税により既に圧力を受けていたが、イラン戦争により住宅ローン金利の低下傾向が突然止まり、一段の打撃となった。
また、全米住宅建設業者協会(NAHB)が今月実施した調査によると、イラン紛争に伴う資材価格の値上げや住宅ローン金利が上昇したことが響き、住宅建設業者指数は7カ月ぶりの低水準を付けた。
エコノミストらは、住宅建設を含む住宅投資が第1・四半期(1─3月期)に5四半期連続で縮小したとみている。政府は30日に第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値を発表する。