Maki Shiraki
[東京 28日 ロイター] - デンソーは28日、2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比13.9%減の3820億円になるとの見通しを発表した。部材費の高騰や今後の成長に向けた人的・開発投資がかさむほか、中東情勢の影響などが営業利益を圧迫する。
純利益予想は、IBESがまとめたアナリスト18人の予想平均値4870億円を下回る。
今期の営業利益予想は同9.5%減の5000億円。部材費の高騰などで745億円押し下げるほか、取引先分を含む賃上げなどの人的投資で545億円、開発投資で400億円それぞれかさむ。中東情勢など不確実性リスクの影響も450億円織り込んだ。
松井靖副社長は決算会見で、中東情勢による車両減産の影響について「世界のOEM(顧客の自動車メーカー)全部で月産約2万台ぐらいでみているが、他地域での生産振替をしていただけるようなので、(減産は)徐々に収束すると思う」と話した。
また、現時点で生産に支障は出ていないが、プラスチックや溶剤などの原料であるナフサの枯渇が懸念され、松井副社長は「数カ月先までちょっと見通せない」と述べ、影響額450億円にナフサ不足のリスクを反映したと説明。レアアース高騰の影響や品質問題リスクも織り込んだという。
26年3月期の連結純利益は前年比5.9%増の4437億円だった。