Jonathan Saul
[ロンドン 27日 ロイター] - 船舶追跡データによると、イラン産原油を積載したタンカー6隻がここ数日、米国の封鎖によりイランへ引き返すことを余儀なくされており、石油輸送の要衝ホルムズ海峡の航行へのイラン戦争の影響が浮き彫りになっている。
調査会社ケプラーの船舶追跡データとシンマックスの衛星分析によると、2月28日に米・イスラエルによる対イラン戦争が始まる前は、通常1日当たり125─140隻の船舶が同海峡を通過していたが、過去1日ではわずか7隻にとどまり、そのうち世界市場向けの石油を積載した船舶は1隻もなかった。
イランは同海峡の航行に制限を課しており、米国は今月13日にイラン関連の船舶を封鎖すると発表した。米軍は25日、それ以来37隻の船舶を引き返させたと明らかにした。
船舶ブローカーのクラークソンズは27日のリポートで、「イランは求める通航要件に従わない船舶を攻撃・拘束しており、米国は封鎖措置を継続している」と述べた。
タンカートラッカーズ・ドット・コムの衛星分析によると、ここ数日でイランの港への引き返しを余儀なくされたタンカー6隻には推計1050万バレルの原油が積まれていた。