Jacob Bogage Humeyra Pamuk
[ワシントン 27日 ロイター] - 米ホワイトハウスのレビット報道官は27日、トランプ大統領が出席していた夕食会での発砲事件について、夕食会に先立ち米当局者らが「指定生存者」と大統領継承順位について協議していたことを明らかにした。
ホワイトハウス記者協会の夕食会で25日、男が警備を突破しようと大統領警護隊(シークレットサービス)の捜査官を銃撃。これを受け、その日、演説を行う予定だったトランプ氏はステージからシークレットサービスとともに緊急退避し、無事だった。
レビット報道官は「ホワイトハウス記者会の夕食会に先立ち、こうした協議が行われた。ただ、継承順位に含まれる閣僚のうち数人が個人的理由で出席しなかった。そのため、指定生存者を1人選出する必要はなく、既に複数の閣僚が会場にいない状態だった」と述べた。
夕食会には、トランプ氏のほかバンス副大統領、ジョンソン下院議長、ルビオ国務長官、ベセント財務長官、ヘグセス国防長官が出席。いずれも大統領継承順位に含まれる。
例外は共和党のアイオワ州選出グラスリー上院議員で、夕食会に出席していなかった。グラスリー氏は上院仮議長を正式に務めている。
「指定生存者」とは、大統領の閣僚のうち、大統領や他の高官が災害で死亡した場合に政府の継続性を確保するため、一般教書演説などの重要な行事を欠席し、非公開の場所に待機するよう特別に指定された人物を指す。
また、米政権は今回の発砲事件を受け、今週、警護体制の見直しを行うと明らかにした。レビット報道官はホワイトハウスのワイルズ首席補佐官がシークレットサービスと国土安全保障省の幹部と会談を行い、トランプ大統領が関わる主要行事の警備態勢について協議すると記者団に語った。