[上海 27日 ロイター] - 中国の規制当局は27日、債券市場における格付けの質向上を求めるため、信用格付け会社との会合を開いている。関係筋が明らかにした。
ある関係者によると、15社の格付け会社が北京に集まり、格付けの過大評価などの問題を協議した。政府主導で格付けの質と企業統治の改善を図る取り組みの一環だという。
別の関係者によると、同様の会合は最近も何度か開かれており、業界は近く自主規制宣言を公表する見通し。中国人民銀行(中央銀行)が、より高い格付け基準を求めていることが背景にある。
中国は債券格付けの過大評価という根強い課題に直面している。激しい競争により、格付け会社は顧客に最上位の格付けを付与しがちで、投資家に信用リスクを的確に伝えていないケースが多い。
信用調査会社レーティングドッグの創業者ヤオ・ユー氏は、「国内のデフォルト(債務不履行)リスクが低く、投資家が信用リスクへの懸念を弱めている時期」に、規制当局が信用格付け業界の長期的で健全な発展に向けた基盤づくりを進めようとしている可能性があると述べた。
関係者によると、27日の会合は格付けの過大評価、信用力の差別化不足、リスク管理の不備といった問題への対応策を議論するため、北京の業界団体が主催した。