イラン戦争で世界の原油価格が急騰するなか、ロシアが大儲けしている。
フィンランドのシンクタンク、エネルギー・クリーンエア研究センター(CREA)によれば、3月のロシアの化石燃料輸出収入は過去2年間で最高値を記録。1日当たり収入は7億1300万ユーロで、同月の原油生産関連の税収は約74億ユーロに達したという。
原油市場の混乱を防ぐため、米政権は3月、ロシア産原油への制裁を一時的に緩和し、4月17日に同措置の延長を発表した。わずかな輸出増でも、収入の増加幅は巨大だ。CREAによれば、3月のロシアの原油輸出量増加率は16%だが、海上輸送による原油輸出の収益は115%増加した。
「プーチン(大統領)にとって、早々にやって来たクリスマスの贈り物のようだ」と、CREAの元アナリスト、ペトラス・カティナスは言う。
「危機収束には時間がかかる。イラン戦争はプーチンの資金源になるかもしれない」
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