ネタニヤフが罹った「前立腺がん」の危険性は?
前立腺がんは世界で4番目に、男性に限れば2番目に多いがんだ。
早期に発見されれば治療できる可能性が高く、他のがんと比べて死亡率は比較的低い。世界がん研究基金(WCRF)によると、早期段階の生存率はほぼ100%だ。
前立腺の非常に早期の悪性腫瘍とは、通常、がんが小さく前立腺内に限局しており、リンパ節や他の臓器に広がっていないという意味だ。
治療の選択肢には、放射線治療、標的を絞った局所治療、場合によっては手術が含まれる。
ネタニヤフが「数回の短い治療を受け、本を読み、仕事を続けた」と語ったことは、低侵襲の治療を受けたことを示唆している。
ネタニヤフの病歴
近年公表されたものだけでも、ネタニヤフは複数の医療処置を受けている。
2023年には、脱水症状による入院後に装着された心臓モニターが異常を検出したことを受け、ペースメーカーが植え込まれた。
2024年初めには、定期検診で見つかったヘルニアを修復する手術を受けた。同年12月には、尿路感染症の後に良性の前立腺肥大を治療するため、前立腺手術を受けた。手術後に公表された医療報告書では、前立腺がんを示す所見はないとされていた。
そして今回、前立腺がんの治療を受けることとなった。
現在は健康面に大きな問題はなかったとはいえ、ネタニヤフは76歳と高齢だ。職務を続けられなくなった場合の後継者をめぐる議論が噴出してもおかしくはない。
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