Mayu Sakoda

[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比868円19銭高の6万0584円37銭となった。取引時間中の史上最高値を更新した。前週末の米ハイテク株高を受けて人工知能(AI)や半導体関連株が底堅く推移したほか、決算を好感した個別物色も広がった。

日経平均は164円高で寄り付いた後、マイナス圏に沈む場面もみられたが、再び上値を追う展開となり、前場終盤で936円高の6万0652円98銭まで上昇した。週末24日の米国株式市場ではS&P500とナスダックが最高値を更新、フィラデルフィア半導​体指数(SOX)は18営業日続伸で同じく過去最高となり、米ハイテク株を背景とした半導体関連株への買いが広がった。

好決算銘柄の物色も活発だった。前週末に決算を発表したファナック、キーエンスはストップ高となり、2銘柄で日経平均を200円程度押し上げた。ファナックは決算に併せて発表した自社株買いも好感された。

三井住友信託銀行の瀬良礼子シニアマーケットストラテジストは「米ハイテク企業の好決算を受け、AIから半導体、機械と連想買いが広がっている」(国内証券ストラテジスト)と分析する。中東情勢を巡る不透明感は残るものの、ホルムズ海峡の封鎖解除後の株高を見越し、乗り遅れるリスク(FOMO、Fear-of-Missing-out)も意識されているという。

TOPIXは0.74%高の3744.19ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は4兆1243億4800万円だった。東証33業種では、値上がりが電気機器、非鉄金属、機械、ガラス・土石製品、化学など19業種、値下がりが海運、医薬品、鉱業など14業種となった。

そのほか主力株では、アドバンテスト、東京エレクトロンが3%超高、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが1─2%超高。キオクシアホールディングス、フジクラは4%超上昇した。

英投資ファンドによる株式取得が報じられたSMCが8%超高となった。

中外製薬は14%超下落、野村総合研究所は12%超下落した。デンソーによる買収提案の取り下げ検討が報じられた ロームは7%超安となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが918銘柄(58%)、値下がりは588銘柄(37%)、変わらずは65銘柄(4%)だった。

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