Maayan Lubell

[エルサレム 26日 ロイター] - イスラエルの右派のベネット元首相(54)と中道派のラピド前首相(62)が26日、今年10月までに予定されている総選挙でネタニヤフ首相の連立政権を倒すべく、それぞれの政党を合併させ、新党を結成することを明らかにした。

ベネット氏は、新党の名称は「トゥギャザー(Together)」で、自身が党首に就くと発表。「30年を経て、ネタニヤフ氏と決別し、イスラエルの新たな章を開く時が来た」と語った。

ラピド氏は共同会見で「私たちは子どもたちのためにここに共に立っている。イスラエル国は方向転換しなければならない」と述べた。

2人は2021年の選挙でも手を組み、12年に及んだネタニヤフ政権に終止符を打った。だが、その連立政権はかろうじて過半数議席を占めていた状態で、パレスチナ紛争などの主要な問題で深く対立し、わずか1年半で崩壊した。この連立政権には、イスラエル史上初めて、アラブ系少数派からなる政党、「統一アラブリスト(UAL)」が参加した。

イスラエル史上最長の在任期間を誇るネタニヤフ首相は22年11月の選挙で勝利して政界に復帰し、同国史上最も右派の政権を発足させた。だが、23年のイスラム組織ハマスによるイスラエル南部への攻撃により、イスラエルが複数の戦線で戦う事態となったことで、同氏の安全保障政策への信頼は地に落ちた。以降の世論調査では次期総選挙での敗北が予測されている。

ネタニヤフ氏は26日、ベネット氏とラピド氏がUAL党首と写った21年の写真とともに「彼らは一度やった、またやるだろう」とテレグラムに投稿。21年の短命な連立政権を皮肉った。

ベネット氏は、アラブ系政党との連立を再び模索することはないと述べ、敵対勢力への領土割譲も否定した。イスラエルの占領地域に独立国家を樹立するというパレスチナ側の目標を念頭に置いた発言とみられる。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。