Bharath Rajeswaran
[24日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースは24日、インド株の投資格付けを「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。他の新興国市場に比べた割高感と、中東紛争に起因するエネルギーショックの影響などが理由。
主要株価指数ニフティ50の年末予想は10%引き下げて2万7000とした。
原油価格の急騰がインフレと成長減速のリスクをもたらす上、通貨ルピー安も加わって消費と企業の利ざやを圧迫すると指摘。「最近の下落にもかかわらず、インド株は韓国、ブラジル、中国、メキシコ、南アフリカなどに比べて大幅なプレミアムを保ったままだ」と説明した。
インドは人工知能(AI)やデータセンター、ロボット技術、半導体など高成長セクターにあまり投資していないこともあり、こうした分野でより強い存在感を示す他の新興国市場に比べて企業利益の伸びが限られるとの見通しも示した。
筆頭株主による株式売却や過去最大ペースの新規株式公開(IPO)により、株式市場が「希薄化」していることも課題だとした。