[シンガポール 27日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスは、中東での産油量減少を理由に、第4・四半期の原油先物価格予測を引き上げた。北海ブレントは1バレル=90ドル、米WTIは同83ドルとした。

ゴールドマンのアナリストらは26日のリポートで「原油価格に対する正味の上振れリスク、異例の高水準にある精製品価格、製品不足のリスク、そして前例のない規模のショックを考慮すると、経済リスクは当社の原油に関する基本シナリオが示唆する以上に大きい」と分析した。

この見通しは、ホルムズ海峡を通じたペルシャ湾岸諸国の輸出が6月末までに正常化すること、および湾岸諸国の生産回復が鈍化することを前提としている。従来予想では5月半ばまでの正常化を前提としていた。

ゴールドマンの試算によると、中東の原油生産が日量1450万バレル減少したことが要因となり、4月の世界の石油在庫は日量1100万─1200万バレルという過去最高のペースで減少している。

ゴールドマンは、世界の石油市場が、2025年の日量180万バレルの供給過剰から、26年第2・四半期には日量960万バレルの供給不足へと転換すると予想している。

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