[オスロ 23日 ロイター] - 世界最大の政府系ファンドであるノルウェー政府年金基金​は23日、中東戦争が世界の株式市場を圧迫したことを受け、第1・四半期に6360億ノルウェークローネ(684億4000万ドル)の損失を計上したと発表した。

資産の約半分を米国に保有するノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)は、同四半期のリターンがマイナス1.9%となり、ベンチマーク指数を0.01ポイント上回った。

トロン・グランデ副CEO(最高経営責任者)は発表文で「この結果は厳しい市場環境が続いた四半期を反映している」と説明。「債券や不動産への影響は限定的だったが、結果を決めたのは株式、特に米国の大手テクノロジー企業株の下落だった」と付け加えた。

2月下旬に米国とイスラエルがイランを攻撃したことで始まった戦争により、S&P総合500種は2022年以来最大となる四半期当たりの下落を記録したが、その後市場は回復している。

同ファンドのリターンは株式がマイナス2.6%だった一方、債券はマイナス0.2%、非上場不動産はプラス1.2%、非上場再生可能エネルギーインフラはマイナス1.9%だった。

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