[フランクフルト 23日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の幹部は、競争激化を受けて中国での長期の販売台数と収益性の目標を下方修正したと明らかにした。独経済紙ハンデルスブラットが23日、インタビューを掲載した。
VWの中国事業を統括するラルフ・ブランドシュテッター氏は、中国での年間販売台数が2030年までに最大320万台になるとの見通しを示した。従来目標は最大400万台だった。今回の引き下げは中国における構造的な成長鈍化も反映していると説明した。
同氏によると、VWは30年までに中国事業の営業利益率を4─6%とする目標を掲げる。かつて達成していた2桁の利益率から引き下げた。
戦略転換に伴い生産能力も大幅に縮小している。VWは23年以降、中国で約150万台分の生産能力を削減した。南京やウルムチの拠点を含め、車両・エンジン工場計5カ所を売却、閉鎖または用途転換した。グループで最も古い工場の1つである上海近郊の安亭の工場も縮小した。
これに応じて人員も削減し、中国での従業員数は約9万人から7万人に減少した。