[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのショイグ安全保障会議書記は21日、モルドバの分離独立地域である沿ドニエストル(トランスニストリア)でロシア人の安全が脅威にさらされているとし、ロシアはあらゆる保護措置を講じると表明した。ロシア紙コムソモリスカヤ・プラウダのインタビューに応じた。
親ロシア派の同地域はソ連崩壊前にモルドバから分離し、1992年の短期間の戦争を経て、30年以上にわたり同国と平和的に共存してきたが、親欧州路線を取るモルドバ政府は最近、この地域への圧力を強めている。
ショイグ氏は、ウクライナと国境を接する同地域に住むロシア国民を守るため、あらゆる手段を講じる用意があると表明。「トランスニストリアには22万人以上のロシア国民が居住していることを忘れてはならない。ウクライナとモルドバによる軽率で無責任な行動により、彼らの利益と安全が現在脅かされている」と語った。
「いかなる可能性も排除すべきではなく、われわれは最も起こりそうにないシナリオを含め、あらゆる可能性を検討している」と述べた。
モルドバとトランスニストリアの交渉担当者は先週行われた対立解決に向けた直近の会合で、進展を得られなかった。
トランスニストリアは、1992年以来双方の間に駐留してきた1500人規模のロシア「平和維持部隊」の指揮官らの入境を禁止するというモルドバの先週の決定に反発している。また、同地域に関税や付加価値税を適用するという同国政府の計画にも反対している。