Noriyuki Hirata
[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比524円28銭高の5万9349円17銭で取引を終えた。米・イランの協議進展への期待を背景に米半導体株高となる中、日経平均は寄与度の高い人工知能(AI)・半導体関連株がけん引した。日銀による早期利上げへの思惑が後退したことも投資家心理を支えた。終値ベースの史上最高値(5万9518円34銭=16日)を一時上回った。
日経平均は寄り付きから5万9000円を回復し、午後には一時787円高の5万9611円に上値を伸ばし、取引時間中の史上最高値(5万9688円10銭=同)に接近した。米国とイランの協議に不透明感は残るが、TACO(トランプ氏はいつも尻込み)期待に基づく楽観的なムードが優勢だった。時間外取引での米株先物がプラスで推移したほか、韓国KOSPIや台湾加権指数といった主要なアジア株指数が過去最高を更新したことも投資家心理を支援した。
ソフトバンクグループや東京エレクトロン、アドバンテストといったAI・半導体関連株が日経平均の上昇を主導。世界的なハイテク株高となる中で「置いていかれるリスクが意識された」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員)との見方があった。
日銀が4月の金融政策決定会合で追加利上げを見送る公算が大きいとするロイター報道を受け、早期利上げへの過度な警戒感が後退したことも「リスクオンを促した」(大西氏)。銀行株は振るわず、TOPIXは小幅ながらマイナスだった。
TOPIXの終値は0.18%安の3770.38ポイント。東証プライム市場指数は前営業日比0.18%安の1943.43ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆8522億0400万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属や情報・通信、金属製品など9業種、値下がりは輸送用機器や銀行、医薬品など24業種だった。
フジクラやキオクシアホールディングスが大幅高、TDKは堅調だった。一方、トヨタ自動車は大幅安。第一三共やファーストリテイリングは軟調だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.37%高の805.6ポイントと続伸した。グロース市場に新規上場のバトンズは初日に値が付かず、1801円(公開価格の2.7倍)買い気配で終えた。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが516銘柄(32%)、値下がりは1010銘柄(64%)、変わらずは48銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 59349.17 524.28 59031.51 59,004.76
─59,611.9
1
TOPIX 3770.38 -6.64 3780.06 3,768.31─
3,789.13
プライム指数 1943.43 -3.46 1946.08 1,942.42─
1,953.10
スタンダード指数 1694.22 -1.24 1702.55 1,691.72─
1,706.64
グロース指数 1038.73 3.32 1040.84 1,033.04─
1,045.06
グロース250指数 805.60 2.97 807.42 800.81─81
1.02
東証出来高(万株) 202034 東証売買代金(億円) 68522.04