David Morgan Raphael Satter

[17日 ロイター] - 米議会は17日、令状なしで外国人の通信情報を収集できる外国情報監視法(FISA)702条を短期間延長する法案を可決した。トランプ大統領は、軍が「切実に」必要としているとして、改正せずに延長するよう求めていたが、実現しなかった。

同法は20日に失効する予定だったが、下院は16日に30日まで延長することを全会一致で可決した。上院もこの措置を全会一致で承認した。

FISA702条は、国家安全保障局(NSA)が米国のデジタル基盤から得た膨大なデータを使って外国人を監視することを認めている。そのデータには米国人の通信も含まれており、法執行機関は令状なしにこれらを検索・閲覧することができる。超党派の改革派は長年、こうした「バックドアサーチ」を禁じるよう求めてきた。

上院共和党のスーン院内総務はFISAの改革を受け入れる余地はあるとしつつも、詳細次第だと述べた。同氏は採決後、上院の議事日程に3年延長案を追加した。FISAの改革を推進する民主党のワイデン上院議員は記者団に対し、「単純な延長は断じて受け入れない」との声が議員の間で広がっていると語った。

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