[オタワ 17日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は17日、インフレ率が短期的に上昇するとの見通しを示した上で、短期的なインフレ期待の高まりについては懸念しないと述べた。

しかし、インフレ期待が長期的に高止まりした場合は懸念材料になると指摘した。

マックレム氏は国際通貨基金(IMF)会合の合間にワシントンから電話で記者団の取材に応じた。

20日に発表されるインフレデータについて、「間違いなく上昇するだろう」と指摘。「われわれは驚いておらず、短期的なインフレ期待が上昇しても、それほど懸念していない」と述べた。

イラン戦争を受けて石油・天然ガスの供給に懸念が生じ、インフレが加速している。

マックレム氏は金利据え置きを年内継続するかどうかについては言及しなかったが、4年前にインフレ率が8%を上回って以降、人々は物価上昇圧力に対してより敏感になっており、インフレ期待はより急速に変化する可能性があるとの見解を示した。

インフレ率が2%に戻るという見方が一時的な急上昇後に十分早く定着しなければ、懸念材料になると語った。

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