Idrees Ali Phil Stewart
[ワシントン 8日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は8日、米国がイランに対し決定的な軍事的勝利を収め、ミサイル計画は実質的に破壊されたと言明した。一方、米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は、イランが交渉による解決に応じない場合、米軍は戦闘を再開する準備ができていると警告した。
ケイン氏は記者会見で「イランが永続的な平和を選択することを願っている」とした上で、「停戦は一時的な中断」と強調。命令があれば、米軍は「過去38日間で示してきた同じ速さと正確さで戦闘作戦を再開する準備ができている」と語った。
ヘグセス氏はイランが軍事的に敗北したとし、合意を結ぶ以外に選択肢はないと主張した。さらに、米軍が中東にとどまっているのは、イランが2週間の停戦を順守することを確認するほか、濃縮ウランの備蓄を監視するためで、米国は必要なら濃縮ウランを押収すると言明。
「トランプ大統領はイラン経済全体を数分でまひさせることができたが、慈悲を選んだ」と述べた。
ケイン氏は米軍が達成した戦術的な成果について説明し、イランの防空システムの約8割を破壊し、兵器工場の9割を攻撃したほか、海軍艦隊の約9割を撃沈したことなどを挙げた。
米軍は中東に5万人以上の兵士を駐留させ、その数を増やし続けている。米当局者はロイターに対し、サンディエゴから中東に向けて出発した数千人の海兵隊員の移動は今のところ継続していると述べた。