[ソフィア 7日 ロイター] - ブルガリア中央銀行のラデフ総裁は、同国が1月1日に通貨ユーロを導入した際、インフレ率はわずかに上昇したにとどまったと述べた上で、ユーロに対する国民の支持は急速に高まっており、イランでの戦争がさらなる追い風となる可能性があると述べた。
通貨切り替え直前まで国民のユーロへの支持は比較的低かった。ブルガリア前大統領は、物価が上昇して国民の生活がさらに苦しくなるなどと主張し、ユーロ導入を公然と批判していた。
ラデフ氏はロイターのインタビューで「われわれの分析によると、(ユーロ導入のインフレへの)影響は限定的で、主に一時的なものであり、0.3─0.4%ポイントの範囲にとどまる」と指摘した。実際、ブルガリアのインフレ率は1月は2.3%で、前月の3.5%から伸びが鈍化した。
ラデフ氏は、インフレへの影響が軽微だったことがユーロへの支持を高める一因となったと説明。イランとの戦争でユーロの「盾」としての役割が認識されるにつれ、支持はさらに高まる可能性があると述べた。「一般家庭の支持率は、導入前の45%から54%に上昇した。ビジネス界での支持はさらに高く、現在は70%台だ」という。