Stine Jacobsen
[コペンハーゲン 25日 ロイター] - 25日に開票が終了したデンマーク議会(179議席)総選挙では、同国からの早期独立を掲げる自治領グリーンランドの政党「ナレラク」が初の議席を獲得した。
トランプ米大統領による支配権掌握の試みを受け、グリーンランドへの国際的な関心が高まる中、ナレラクは24.6%の得票率を獲得し、2022年選挙時の12.2%から大幅に上昇した。
グリーンランドにおける個人最多得票を受けてナレラクの議席を獲得したカルソク・ホエグダム氏はロイターに対し「現状は容認できないという極めて明確なシグナルだ」と述べ、グリーンランドに関わるあらゆる問題においてグリーンランドの声が届くよう尽力することを誓った。
グリーンランドの町への軍事インフラ設置に反対する党の立場を堅持するとも述べた。
今回の結果により、デンマーク議会においてナレラクの議席が確保された。同議会ではグリーンランドに2議席が割り当てられている。
民主党が率いるグリーンランドの連立政権は、デンマークを主要なパートナーとして、独立に向けた現実的で長期的な道筋を提唱しているが、ナレラクは迅速な独立を主張。アナリストらはこの対立を米国が利用しようとする可能性があると指摘している。