Parisa Hafezi Alexander Cornwell Enas Alashray
[ドバイ/テルアビブ 18日 ロイター] - イランのアラグチ外相はアルジャジーラに対し、湾岸諸国の都市部近郊に対するイランの攻撃は、米軍が軍事基地から都市内のホテルへと拠点を移したことが原因だと述べた。イランメディアが発言内容を18日に伝えた。
アラグチ氏は「米軍が集結している場所、米軍が所有する施設がある場所であればどこでも、攻撃の対象となった。そうした場所の一部が都市部の近くにあった可能性はある」と指摘。イランの攻撃により近隣諸国が「腹を立て、各国国民が被害を受けたり迷惑を被ったりしている」ことを認める一方、2月28日に戦争を始めた責任は完全に米国にあると付け加えた。
アラグチ外相は、核兵器開発に対するイランの立場は大きく変わらないと発言。新しい最高指導者モジタバ・ハメネイ師はまだ公に見解を示していないと述べた。
米・イスラエルによるイラン攻撃で死亡したアリ・ハメネイ前最高指導者は2000年代初頭のファトワ(宗教的勅令)で大量破壊兵器の開発に反対していた。
米国やイスラエルなど西側諸国は長年、イランが核兵器の開発を目指していると非難してきたが、イラン当局は核開発はあくまで民生目的だとしている。
アラグチ外相は、ファトワは発布するイスラム法学者に依存すると指摘し、モジタバ師の法学上また政治上の見解を判断する立場にはまだないと述べた。
また、国防・外交政策を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のラリジャニ事務局長らが死亡したことについて、後任を速やかに任命しており、作戦に支障は出ないとの認識を示した。
イランが強固な政治体制であり、特定の個人に依存していないことを米国とイスラエルは理解していないと指摘。高官の死亡によって統治が混乱することはなく、国家機能は維持されると語った。