Emma Farge
[ジュネーブ 17日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)は17日、米イスラエルとイランとの交戦が今年6月まで続いた場合、新たに約4500万人が深刻な飢餓状態に陥ると警告した。
WFPのカール・スカウ副事務局長はジュネーブで記者団に対し、食品や石油、輸送コストの上昇を要因に挙げ、現在3億1900万人と深刻化する世界の飢餓水準が「史上最悪を更新するという極めて恐ろしい事態になりかねない」と指摘した。
交戦開始後に輸送費が18%上昇したほか、輸送ルートの一部変更を余儀なくされているという。資金提供国が防衛費に予算を振り向けてWFPの予算が大幅に削減される中、こうしたコスト上昇が追い打ちをかけかねない状況に直面している。
2月28日に始まった米国とイスラエルによるイランへの攻撃により、主要な人道支援ルートが寸断され、世界で最も深刻な危機に直面している地域への物資の輸送が滞っているという。