Gwladys Fouche Yoruk Bahceli
[オスロ 2日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のテイラー金融政策委員は2日、イスラエルと米国によるイラン攻撃を背景にしたエネルギー価格上昇が英経済に与える影響について「判断するには時期尚早だと思う」と言及した。ノルウェー中銀主催の会議で語った。
原油価格は2日に一時13%も上昇し、エネルギー価格の高騰が続いた場合にはインフレ率を押し上げる恐れがある。
テイラー氏は「状況がリアルタイムで変化する中で、動向を注視し続けなければならない。見通しは非常に流動的だ」と訴えた。
また、英経済の下振れリスクが高まっており、英中銀は景気減速とインフレ圧力の間で通常見られるトレードオフが成立する領域から「大きく外れ、需要不足というおなじみの領域に陥るリスクさえあると判断している」と語った。
金融市場はエネルギー価格がインフレ率を押し上げる可能性があるとして各国中銀の利下げ観測を後退させ、英中銀が3月の次回金融政策委員会(MPC)で利下げを決める確率を50%未満と予想している。2日の取引開始前には80%弱だった。
また、26年にあと2回の利下げを完全には織り込まなくなった。
BOEは2月の前回MPCで政策金利を3.75%に据え置くことを5対4の僅差で決めた。テイラー氏は3.50%へ利下げすることを支持した4人に含まれていた。