米国防総省は、データ企業パランティアのAI指揮統制システム「メイブン・スマート・システム」を正式に採用する。ファインバーグ国防副長官が省幹部や幹部司令官に充てた書簡で明らかにした。
ロイターが確認した3月9日付の書簡で、ファインバーグ氏は、同システムを採用することで戦闘員に「あらゆる領域において敵を検知、抑止、制圧するために必要な最新のツール」を提供できると述べた。9月に終了する今年度中に施行される見通しだとしている。
メイブンは戦場のデータを分析し、標的を特定する指揮統制ソフトウェアのプラットフォーム。すでに米軍の主要なAI運用システムとして利用されている。ファインバーグ氏によると、メイブンを「公式プログラム」に指定することで、軍全体における導入が効率化され、安定的かつ長期的な資金提供が可能になる。
同氏は 「今こそ焦点を絞った投資を行い、統合軍全体における人工知能(AI)の統合を深化させ、AIを活用した意思決定を戦略の礎として確立することが不可欠だ」と記した。
[ロイター]

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年9月1日号(8月25日発売)は「ベトナム化するイラン戦争」特集。
曖昧すぎる目標、敵国の軽視、自国軍事力への過信……長期化・泥沼化したベトナム戦争との共通点
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます