これまでトランプは、長期にわたる戦争や大規模な戦争は望まないと繰り返し述べている。イランの指導部が理性的に判断するなら、自国の統治権を主張しつつも、トランプの要求に応じようとするはずだ。

アメリカがイランの体制崩壊を軍事目的に掲げていると確信しない限り、紛争をエスカレートさせることは理にかなっていない。

しかし、戦争は往々にして、計画どおりに進まないものだ。この点では超大国も例外でない。1発目の爆弾が炸裂した後は、何が起きても不思議でない。それはロシアのウラジーミル・プーチン大統領やハマスの指導部がよく知っていることだ。

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