Darya Korsunskaya Gleb Bryanski

[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのシルアノフ財務相は25日、政府系ファンド「国家福祉基金(NWF)」⁠により多くの石油収入を組み入れる方向で調整を進めていると述べた。実質的な歳出削減を目指すことを意味して⁠おり、プーチン大統領が政府当局者と財政赤字への対⁠応策を協議したことを受けた動きとみられている。

ロシアの財政ルールでは、原油の実勢価格が設定された基準価格(カットオフ価格)を超えた場合、⁠超過分がNWFに充当される。このためカットオフ価格を下げると、⁠予⁠算として使える石油収入が減少する一方で、NWFへの流入額は増える。

シルアノフ氏は政府が議会に年次報告を提出した後で記者団に「外部環境を考慮すると(予算)⁠指標は多少修正されるか、小幅に変更されるかもしれない」と語った。

同氏によると、カットオフ価格を下げるかどうか政府が向こう2週間以内に決定する方針だという。

現在のカットオフ価格は1バレル=59ドルと定められ、⁠以前に公表された計画では毎年1ドルずつ自動的に低下することになっていた。

アナリストの試算では、カットオフ価格が1ドル下がると、国内総生産(GDP)比最大0.6%の歳出減少につながる。

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