[‍8日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は8日、同氏が率いる宇宙企業スペースXは、補給や人手に頼らずに自力で発展していく都市を月面に建設する構想に軸足を移したと明かした。10年以内に実現できる可能性があるという。

マスク氏はXへの投稿で「とはいえ、スペースXは火星都市の建設にも取り組み、5-7年後に作業を開始する。ただ最優先事項は文明の未来の確保であり、月の方が迅速に実現できる」と述べた。

6日付の米紙ウ⁠ォール・ストリート・ジャーナル(‍WSJ)によると、スペースXは投資家に対して、月探査を優先して火星探査は後回しにし、2027年3月までに無人月面着陸を実現‍させることが目標だと伝えた‍。

マスク氏は昨年、26年末ま‍でに火星へ無人探査ミッションを送ることを目指すとしていた。

また、今年のスペースXの売上高に占めるNASA(米航空宇宙局)向け⁠の割合は5%未満になるとの見通しを示した。スペースXはNASA⁠が進める国際月探‍査「アルテミス計画」の主要請負業者で、40億ドル規模の契約を結んでいる。

マスク氏は「スペースXの売り上げの大半は(衛星通信サービス)スターリンクによるものだ」と指摘した。

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