SPDの立場

メルケル氏がCDUの支持を確保している限り、その地位は安泰だ。

理由の1つは党内にこれといった挑戦者がいないこと。子飼いのアンネグレート・クランプ・カレンバウアーCDU幹事長はまだ党内で知名度が低過ぎるし、メルケル氏批判派の急先鋒であるイェンス・シュパーン保健相は、有権者にそれほど人気がない。

イエーガー教授は「CDUは、(メルケル氏という)巨艦が沈むと認識するまでは指導部交代に動かない」と述べた。

世論はメルケル氏の欧州政策は支持しており、2日公表された最新の調査では、有権者の67%がゼーホーファー氏の姿勢を無責任と断じた。

有権者とともに主要政党の間にAfDの勢力拡大を危険視するムードがあり、これもメルケル氏の追い風として働いている。

世論調査機関の専門家によると、次の総選挙において最も躍進するのはAfDと緑の党になりそうだ。1933年以降で最低の成績に終わった直近の選挙からの党勢回復に苦戦を続けるSPDは、メルケル氏とたもとを分かち、次の選挙に臨むにはあまりにも脆弱な情勢にある。

こうしたさまざまな要素から、メルケル氏が任期末まで首相を務めるかもしれないとの観測が広がっている。

(Madeline Chambers記者)

[ベルリン 3日 ロイター]
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