[5日 ロイター] - カタール航空は、香港のキャセイ・パシフィック航空の保有株式全てを約8億9700万米ドル(69億7000万香港ドル)で売却することを決定した。

キャセイ航空は5日夜、カタール航空から9.7%の保有株式全ての売却について打診があったとし、1株当たり10.8374香港ドルで買い戻すと発表した。これは直近の終値から約4%ディスカウントした水準となる。

カタール航空は2017年11月に香港の建滔化工(キングボード・ケミカル)集団からキャセイ株を取得し、スワイヤー・パシフィック、中国国際航空に次ぐ第3位株主となっていた。

カタール航空にとってアジアの航空会社への初の大型投資で、世界的な影響力を高め、ドーハのハブ空港を経由する旅客数を増やすことが目的だった。

カタール航空のバドル・モハメド・アル・メール最高経営責任者(CEO)は、今回の撤退は同社の規律あるポートフォリオ戦略を反映したもので、好業績期間を通じて投資を最適化し、長期的な成長に向けた態勢を整えることができたと述べた。

キャセイのパトリック・ヒーリー会長は、株式買い戻しは同社の将来に対する「強い」自信を反映していると述べた。

両社は航空連合ワンワールド・アライアンスを通じてパートナーシップを継続するという。

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