[国連 29日 ロイター] - 北朝鮮の金善慶(キム・ソンギョン)外務次官は29日、国連総会で演説し、北朝鮮は核開発計画を決して放棄しないとし、非核化は「主権と生存権の放棄を要求するに等しく、憲法の否定でもある」と述べた。

北朝鮮が国連年次総会に代表を派遣したのは、2018年以来初めて。

金次官は「米国とその同盟国による侵略の脅威に比例して我が国の物理的な戦争抑止力は強化されており、敵対勢力の戦争挑発の意思は完全に封じ込められ、朝鮮半島の力の均衡は確保されている」と主張した。その上で、「われわれは核兵器を決して放棄しない。核兵器は我が国の国法であり、国家政策であり、主権であり、生存権でもある。いかなる状況下でもこの立場を決して放棄しない」と明言した。

北朝鮮は2006年以降、核兵器と弾道ミサイルの開発を理由に国連安全保障理事会の制裁下にある。これに対し、ロシアと中国は人道的理由や交渉再開のためとして制裁の緩和を求めている。

米国のトランプ大統領は年内に金正恩朝鮮労働党総書記との会談を持ちたい考えだが、北朝鮮側は米国が核放棄を前提とする限り交渉には応じない姿勢を示している。

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