[2日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会が2日発表した加盟27カ国の住民に対する世論調査で、56%がEU加盟国の拡大を支持すると答えた。ただ支持率は国によって大きく異なり、3分の2超が加盟国拡大について十分な情報を得ていないと回答した。

また加盟候補国の住民への調査でも支持率にはばらつきがあった。

ロシアが旧ソ連圏や旧同盟地域で影響力を維持し、西側諸国が触手を伸ばすのを食い止めようとしている一方で、大半の加盟候補国は過去数十年にわたってEUとの関係構築を進めてきた。

ロシアが侵攻したウクライナでの戦闘は各国にEUに接近するか、それともロシアに傾くかの決断を迫り、地政学的な亀裂を深刻化させた。

EUの加盟国拡大への支持率は域内でばらつきがあり、うち23カ国では50%以上が支持した。首位はスウェーデンの79%、2位がデンマークの75%、3位がリトアニアの74%。一方、最低だったのはともに43%のチェコとフランスで、次いでオーストリアの45%だった。

特筆すべきなのは、EUの三大経済大国で過半数だったのは53%のイタリアだけで、ドイツとフランスは下位だったことだ。

加盟候補国の住民の支持率ではアルバニアが91%とトップだった。半面セルビアは33%と最低だった。

EUの東側の近隣諸国ではジョージア(グルジア)が74%に達し、ウクライナは68%とそれぞれ高い支持率を示した。モルドバは60%だった。

この世論調査は今年2―3月に実施され、2万6300人超が回答した。加盟候補国では5―6月に各国の1000人を対象として面接方式で実施した。

最初のEU拡大があったのは2004年で、中東欧8カ国を含む10カ国が加盟した。クロアチアは13年に加盟した。

ウクライナとモルドバは24年6月に正式な加盟交渉を開始し、両国ともできるだけ早く交渉の枠組みの緒に就くことを期待している。

これに対し、ジョージアは28年までEU加盟交渉を凍結することを決めた。

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