By Deborah Mary Sophia, Greg Bensinger
[1日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムが1日発表した第1・四半期決算はクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高が16.9%増の292億7000万ドルとなり、伸び率は市場予想の17.4%を下回ったほか、過去5四半期で最も低かった。
また、第2・四半期の営業利益について130億─175億ドルになると予測。市場予想の177億ドルを下回った。
株価は引け後の時間外取引で一時5%下落した。
ライバルのマイクロソフトは前日にクラウド部門が好調だったと報告していた。
アプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、デイブ・ワグナー氏は「AWSと『グーグル・クラウド』が長い間シェアを占めているように感じていたが、マイクロソフトが素晴らしい数字を出したので、それが変わり始めたのかもしれない」と語った。マイクロソフトの好業績を受けて、アマゾンへの期待は高まっていたという。
<高関税>
トランプ米大統領が中国からの輸入品に課した高関税はアマゾンのような小売業者に不透明感を与えている。
アンディー・ジャシー最高経営責任者(CEO)はアナリスト向け電話会見で「まだ需要の減退は見られない。一部のカテゴリーで購入拡大が見られるが、これは関税の影響に備えて買いだめしている可能性がある」と述べた。
第1・四半期のサードパーティーセラー(アマゾンのグローバルマーケットプレイスを活用して製品を販売している企業)サービス収入の伸びは為替の影響を除くと7%で、これまでの半分未満となった。
一方、全体の売上高は1557億ドルで、LSEGのまとめたアナリスト予想の1550億4000万ドルを上回った。
第2・四半期の売上高見通しは1590億─1640億ドル。見通しの上限は市場予想の1609億1000万ドルを上回り、アマゾンの小売事業が米関税措置に絡む不確実性を乗り越えることができる可能性を示唆した。
ジャシー氏は、小売価格を低く抑えることに集中しており、関税引き上げが発効する前により多くの在庫を米国に移すよう販売者に促したと説明した。
アマゾンのオンライン広告収入は19%増の139億2000万ドルとなり、アナリスト予想を上回った。同社は広告販売において、メタとアルファベットに次ぐ主要プレーヤーとなった。