Jaidaa Taha Menna AlaaElDin
[カイロ 10日 ロイター] - クルド人勢力主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)は10日、シリア暫定政府に合流するため、同政府との合意文書に署名した。シリア大統領府が同日発表した。
SDFはシリアでも有数の産油地帯である北東部を実効支配している。これまで暫定政府の統治下に置かれていなかった。
シリア暫定政府を主導するシャラア(通称ジャウラニ)暫定大統領とSDFのアブディ司令官がダマスカスで合意文書に署名した。両者はSDFの統治地域にある石油・ガス田、空港などの管理を暫定政権に移譲することで一致。アサド旧政権の残党に協力して対処することでも合意した。
アブディ氏はXへの投稿で、今回の合意は「新しいシリアを建設する真の機会」を意味すると述べ、正義と安定を求めるシリア国民の願望を反映した過渡期を保証するために重要な時期にシリア暫定政権と協力していると強調した。
年内に履行する予定。一方、これまでの協議で主要課題となっていた、SDFの軍事活動をシリア国防省にどのように統合するかについては合意文書に明記されていない。
アサド旧政権は昨年12月、旧反体制派の電撃的な攻勢を受けて崩壊し、過激派シリア解放機構(HTS)のシャラア指導者が暫定大統領に就いた。SDFはシリア北部でトルコが支援するシリア武装勢力と長年対立しており、アサド政権崩壊後も紛争は続いている。
シャラア氏と緊密な同盟関係にあるトルコから今回の合意についてコメントを得られていない。