水面下では米朝接触?
もっともトランプは、自分は世界最大の平和主義者だと言っているようだし、8月3日のコラム<ティラーソン米国務長官の「北朝鮮との対話模索」と米朝秘密会談>で書いたように、米朝は相変わらず水面下の接触を続けている。8月11日に、現役の米朝政府当局者がニューヨークの外交ルートを通して対話していると、CCTVは動画まで流して伝えている。もはや水面下ではない。
事実関係を聞かれたトランプは、ノーコメント。ヒットアップする米朝双方の舌戦は、有利な対話へ持っていくための準備運動なのかもしれない。少なくとも、それを主導した者が、今後のパワーバランスを決めていくのは確かだろう。
ドイツのメルケル首相もロシアのラブロフ外相も、「武力衝突に向けてヒートアップすべきでなく、より強く、より賢い者が先に引くべきだ」という主旨のことを言っている。
その通りだ。「誰がより賢いか」によって「誰がより強いか」が決まり、結果、「誰が世界を制覇するか」が決まる。
ただ、8月21日からは又もや米韓合同軍事演習という、新しいフェイズに入る。情勢を見守りたい。
