Saeed Azhar Niket Nishant

[15日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが15日発表した第3・四半期決算は45%増益となった。経済に対する顧客の信頼感が改善する中、投資銀行部門が好調だった。

デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、「顧客からの累積需要がかなりある」と指摘した。

利益は29億9000万ドル。1株当たり利益は8.40ドルで、LSEGのまとめた市場予想の6.89ドルを上回った。

投資銀行の手数料収入は20%増の18億7000万ドル。

アーガスリサーチのアナリスト、ステファン・ビガー氏は「(ゴールドマンは)全てのセグメントで収入が予想を大きく上回り、資本市場の回復が進んでいることを示した。その回復には持続性があるとみられる」と述べた。

ゴールドマンは第3・四半期に米国で今年最大の案件となる菓子大手マースによる約360億ドルでの同業ケラノバ買収のアドバイザーも務めた。

デニス・コールマン最高財務責任者(CFO)は「顧客の買収資金調達需要が高まっており、こうした状況は合併・買収(M&A)活発化を背景に今後も続く見通しだ」と述べた。

第3・四半期の業績は、消費者事業と不動産投資で多額の評価損を計上した前年同期との比較という点でも押し上げ効果があった。

債券、為替、コモディティー(FICC)トレーディング収入は12%減少したものの、株式トレーディング収入は18%増加した。

信用損失引当金は3億9700万ドルと、前年同期の700万ドルから拡大した。

また、米ゼネラル・モーターズ(GM)とのクレジットカード事業撤退に伴う減損を含め、4億1500万ドルの損失を計上した。

アセット・ウェルスマネジメント部門の収入は16%増加した。

第3・四半期の運用資産額は3兆1000億ドルで、過去最高に達した。

従業員数は4万6400人で、6月末時点の4万4300人、前年同期の4万5900人から増加した。

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