[バンコク 9日 ロイター] - タイ中央銀行のセタプット総裁は9日、現在の潜在成長率である約3%では長期的な成長持続には不十分だとし、より力強い経済成長が必要との見解を示した。
セミナーで、潜在成長率は構造改革で押し上げられると指摘。「不十分だ。3%は富裕国で見られる成長率。低所得国のわが国には、より長期的かつ持続可能な成長の拡大が必要とされる」と述べた。
また、中銀はインフレと生活費が過度に上昇しないようにするとし、「インフレと生活費(上昇)の影響を最も受けているのは資産も緩衝材もない草の根の世帯」と述べた。
さらに、現在の家計債務は国内総生産(GDP)の約91%と望ましい水準を上回っているが、債務問題に「魔法の解決策はない」と述べた。