Tom Westbrook

[シンガポール 4日 ロイター] - 米国債市場は4日アジア時間も売りが続き、10年債などの利回りが16年ぶりの高水準を更新した。米雇用統計の発表を控え、労働市場の逼迫が金利上昇につながるリスクが警戒されている。

10年債利回りは4.8ベーシスポイント(bp)高の4.8503%と、2007年以来の高水準。5年債利回りと30年債利回りも16年ぶりの高水準を付けた。

10年債利回りは8月末以降75bp上昇している。

ラボバンクのストラテジスト、マイケル・エブリー氏は「このような状況があと1カ月続けば、2001年以来の高水準を付けるだろう」と語った。

米国で3日発表された8月の雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数の伸びが約2年ぶりの高水準となったことが直近の売り材料。6日発表の雇用統計も強い内容となって金利高止まりや追加利上げを巡る観測が強まることが懸念されている。

長期債に売りが集中したことから2年債と10年債の利回り格差はマイナス31bpに縮小した。7月にはマイナス100bpを超えていた。

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