カナダのトルドー首相は1日、中国首脳らとの会談で、人権擁護を訴えたと明らかにした。

 カナダ政府はまた、中国との間で約12億カナダドル(9億1500万ドル)相当の契約56件を結んだことも公表した。海産物やクリーンテクノロジーなどの各企業が関係するという。

 トルドー氏は北京で習近平国家主席、李克強首相と会談後、上海で経済界関係者を前に講演した。

 トルドー氏は「表現の自由や良好な統治の利点を直接認識してきた国として、中国に対し人権(政策の)推進・擁護に一段と取り組むよう促す」と指摘。「こうした対話は生易しいものではないが、必要なことだ」と話した。

 講演に先立ち、カナダのフリーランド国際貿易相は記者団に、中国の関心が自国に注がれていることを、カナダ国民は誇るべきと指摘した。ただ、自由貿易協定の締結を急がない考えも示唆した。

 さらに、中国が土壇場でカナダ産菜種の規制強化先送りで合意した件に関し、カナダにとって有意義で重要なステップと評価した。その上で、長期、恒久的な合意の早期実現に取り組む姿勢も示した。

[上海 1日 ロイター]
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