[ソウル 28日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は28日、2022年の北朝鮮経済が3年連続で縮小したもようだと指摘した。ただし、新型コロナウイルス禍中に停止状態だった貿易は、国境規制の緩和観測が流れる中、急回復した。

韓国中銀の推計によると、北朝鮮の昨年の実質国内総生産(GDP)は0.2%減少。21年は0.1%減少、20年は4.5%減少で1997年以降で最大のマイナスだった。

一方、貿易額は122.3%増と過去最大の伸び率で15億9000万ドルとなった。20年の73.5%減、21年の17.4%減から急回復したが、新型コロナ流行前の19年(32億5000万ドル)の約5割にとどまる。

中銀の高官は会見で「対外貿易は繊維製品などの中間財が主導する形で増加した。国内の感染規制も若干緩和された。しかし経済制裁や国境閉鎖の影響が続いているほか、気象状況も悪化した」と述べた。

貿易の急増については「中国との貿易再開が主因で、全体の96.7%を占めた」と説明した。

鉱工業生産は1.3%減少、農林水産部門の生産は2.1%減少した。一方、サービス部門の生産は1.0%増と8年ぶりの伸びを記録した。22年の経済に占める割合は、鉱工業が30.5%、農業が23.1%、サービスは33.4%だった。

1人当たりの実質国民総所得(GNI)は143万ウォン(1116ドル)で、韓国(4249万ウォン)の3.4%と推定した。

韓国中銀は、統一省のデータや情報機関や貿易機関の情報を基に91年から北朝鮮経済の推計を発表している。北朝鮮が経済統計を発表していないため、韓国中銀の推計は最も信頼できるデータの一つと見なされている。

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