[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーは、19日に発生した竜巻によりノースカロライナ州ロッキーマウント工場の倉庫が損壊したことを受け、麻酔用鎮痛剤「フェンタニル」や麻酔薬「リドカイン」など30種余りの医薬品の供給に支障が出る恐れがあると発表した。
ファイザーは先週遅く顧客の病院に書簡を送付し、同工場で生産される30種強の医薬品のうち、継続的ないし新たに供給の混乱が発生する可能性のある約64種の処方ないし用量を特定したと伝えた。同社は顧客が購入できるこれらの医薬品の数量に制限を設けた。
こうした医薬品のリストは、ファイザーの市場シェアと同社の流通および卸売りチェーン全体の3カ月弱の在庫水準に基づいているという。
アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は先週、竜巻で倉庫は完全に損壊したが、生産施設に大きな損害はなさそうだと述べていた。
ロッキーマウント工場は、無菌注射剤の製造で世界屈指の規模。病院で使われる麻酔薬、鎮痛剤、抗感染症薬などを供給し、米国の病院向けのファイザー製無菌注射剤の約25%を製造している。