[アテネ 21日 ロイター] - ギリシャ議会(一院制・定数300)選挙が21日投開票され、与党の中道右派「新民主主義党(ND)」が他党を引き離して第1党となったが、過半数にわずかに届かなかった。約1カ月後に再選挙となる可能性が高まった。
大半の開票を終えた時点でNDの得票率は40.8%となり、野党の急進左派連合(SYRIZA)の20.1%を大きく上回った。
内務省の推計によると、NDの議席数は145議席と、絶対安定多数に6議席及ばない。
サケラロプル大統領は22日から第1党から第3党まで順番に、それぞれ3日間連立政権樹立を交渉する時間を与える。交渉が全て決裂した場合は約1カ月後に再選挙を行う準備をするため、暫定政権を任命する。
NDを率いるミツォタキス首相はこれまで繰り返し、強力な単独政権を望む立場を表明してきた。アテネの党本部の前に集まった支持者に対し「選挙結果は明らか」とし、NDが「強い単独」政権を負託されたと述べ、連立の可能性には触れなかった。
一方、議席を得た野党4党のうち、共産党(KKE)は連立に入らないとの立場で、右派政党「ギリシャの解決策」はNDとSYRIZAに批判的なため、野党のみで連立政権を樹立するのは困難とみられる。