[アンカラ 14日 ロイター] - トルコで14日実施された大統領選は、現職エルドアン大統領(69)が野党統一候補クルチダルオール氏をリードしつつも過半数には達しておらず、28日の決選投票に進む見通しとなった。
エルドアン氏は開票作業の早い段階で大幅なリードを得ていたが、開票が進むに伴いリードが縮小した。選挙は国政を20年間率いてきた同氏の信任投票と位置付けられている。
アナトリア通信によると、開票率約97%の段階でエルドアン氏の得票率が49.39%、クルチダルオール氏が44.92%。選管当局者は開票率91.93%の段階でエルドアン氏の得票率が49.49%とした。
事前の世論調査では総じて僅差の戦いが予想されてきたが、クルチダルオール氏の支持率が若干上回っていた。
予想以上に善戦したエルドアン氏は支持者を前に「われわれは既に対立候補に260万票差をつけている。公式結果ではさらに増える見通しだ」と語った。
野党からは、エルドアン氏の政党が開票結果に異議を唱えるなどして最終結果公表を遅らせているとの声が上がっている。
クルチダルオール氏はエルドアン氏の政党が票の集計や結果発表に干渉したと非難。決選投票になれば自身が勝利すると述べた。
3番目の候補シナン・オアン氏は5.3%の票を獲得。アナリストらは、決選投票では同氏がどちらの候補を支持するかが結果を左右する可能性があると指摘した。
エルドアン氏はロシアのプーチン大統領と密接な関係があることから、選挙結果はトルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)やロシアなどから注目されている。
同氏は巨大プロジェクトによってトルコを近代化し、軍需産業でも存在感を発揮する主要な新興国に引き上げたが、低金利政策でインフレが高騰するなど不安定な経済政策には批判も集まる。
同時に行われた議会選挙(一院制、600議席)は、開票率93%の段階でエルドアン氏の与党連合が324議席、クルチダルオール氏の共和人民党(CHP)など6党でつくる野党連合は211議席を獲得する見通し。
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