[ハルツーム 9日 ロイター] - スーダンの首都ハルツームは9日、激しい空爆に見舞われた。略奪も急増しており、現地の治安情勢は一段と悪化している。一方、戦闘を続ける国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」を仲介するサウジアラビアは、短期の停戦に向け交渉が続けられていることを明らかにした。
現地住民らの話によると、国軍はハルツーム中心部と大統領宮殿周辺で激しい空爆を行った。大統領宮殿を掌握したと主張するRSFは、宮殿が空爆で破壊されたとしているが、国軍関係者は否定している。
国軍とRSFはこれまでに何度も停戦で合意しているが、実質的には合意は守られていない。国軍とRSFの代表者は6日、サウジ西部ジッダで、米・サウジ両政府の仲介による協議を始めた。
サウジ国営テレビのアルイフバリヤによると、サウジ外務省は9日、交渉は「効果的な短期停戦」を実現することを目的としていると説明した。交渉の内容について報じられるのはこれが初めて。
スーダンでは、ハルツームおよび近郊のオムドゥルマンとバーリで無法状態が続いていると、現地の住民らは話している。住民の1人は「最大の危険は、強盗や略奪がまん延し警察や法律が全く存在しないことだ」と語った。住宅、店舗、倉庫が標的になっているといい、スーダンの銀行連合は、いくつかの支店での強盗や破壊行為を非難している。