[ワシントン 15日 ロイター] - 世界銀行は15日、マルパス総裁が6月末までに退任すると発表した。2024年4月までの5年の任期終了前に退任する。理由は明らかになっていない。

マルパス総裁は声明で「多くの進展を遂げた。検討の末、新たな挑戦に挑むことを決めた」と述べた。

同総裁はトランプ前米大統領に任命され、19年4月に就任した。昨秋には気候変動に関する科学的コンセンサスを支持するかどうかを巡り明言を避けたことを受けてホワイトハウスから批判を浴び、辞任を求める声が出ていた。

また、気候変動など世界的課題に対処するための融資拡大に向けた世銀改革を加速するようイエレン米財務長官から求められていた。

イエレン長官は、米国が次期世銀候補を提案するとし、実績を重視した透明性のある迅速なプロセスを期待していると述べた。

関係者によると、マルパス総裁は少なくとも4月の世銀・国際通貨基金(IMF)春季会合まではとどまる見通しだが、後任の指名・承認時期を踏まえて6月末より前に退任する可能性もある。

後任候補としてはオバマ政権で国連大使を務めたサマンサ・パワー米国際開発局(USAID)長官、オバマ政権でUSAID長官を務め、現在は慈善団体ロックフェラー財団会長のラジブ・シャー氏らが有力視されている。

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