[ハノイ 8日 ロイター] - ベトナムで8日、初となる大規模な国際防衛展示会が開幕した。同国は兵器調達の多様化と装備品の輸出を目指しており、米ロ両国が販売攻勢をかけている。

展示会はハノイの空港で3日間行われ、米国、ロシア、欧州諸国など30カ国から174の出展者が参加。

米国のマーク・ナッパー駐ベトナム大使は、米国は沿岸警備艇、練習機など、ベトナムとの軍事協力拡大を望むとし、海上能力など防衛ニーズについて協議する用意があると表明した。

南シナ海問題でベトナムと対立する中国は出展を見送った。

ロシアの兵器輸出企業ロスオボロンエクスポルトは、ロシア製のドローン、装甲車、ヘリコプター、航空機、小型武器などを展示。「産業連携やインフラ施設建設の分野で協力について協議する用意がある」と表明した。ベトナムは武器の約8割をロシアから調達している。

ファム・ミン・チン首相はイベント開催に当たり、展示会は「従来型と非従来型の課題が増加する中で、国家と国民を保護するための防衛装備品の調達先を多様化すること」につながると述べた。

一方、「ベトナムの防衛政策は平和と自衛だ」とも述べた。

当局者やアナリストは、ベトナムは数十年にわたり軍事機器と防衛システムの主要な供給元となっているロシアへの依存度軽減を目指し、大幅な防衛シフトを見据えているとみている。

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