<抗議デモはアメリカ国外でも>

「ノー・キング」抗議デモは、アメリカ国内にのみならずドイツ、ポルトガル、スウェーデン、イギリス、チェコなど、世界各地の都市で行われた。その数は2600以上に上る。

主催団体は、今回の抗議デモを「民主主義の規範を守り、権威主義を拒否するためのもの」と説明。デモを「民主主義か独裁か」の選択と位置づけている。

団体はこれまでにも、トランプ大統領の誕生日であり米陸軍の創立250周年でもあった6月14日に、全米各地で1800件の抗議活動を組織している。

ちなみに、トランプが投稿した戦闘機の動画では、映画『トップガン』のために作られたケニー・ロギンスの楽曲「デンジャー・ゾーン」が使用され、モノクロ動画はアベンジド・セブンフォールドの「ヘイル・トゥ・ザ・キング」が使用されていた。

各地の政治家も抗議デモに賛意を示している。

シカゴ市のブランドン・ジョンソン市長は、市民に向けて「民主主義を守る準備はできているか」「ファシズムと闘う準備はできているか」「権威主義を打ち砕く準備はできているか」と問いかけ、群衆を先導して「ノー・キング」と唱和した。

ジェイミー・ラスキン下院議員はX(旧ツイッター)に「アメリカの出発点である美しいフィラデルフィアでノー・キングのため演説できたことは光栄だ。この地はアメリカが始まった場所であり、トマス・ジェファーソンが英国王ジョージ3世の『長い権力乱用の連鎖』を『絶対的な専制政治』と非難した場所。この地に喜びと力強さを感じる」と投稿した。

ミネソタ州ミネアポリス市のジェイコブ・フレイ市長も、Xに「ノー・キング。ミネアポリスは隣人のために、民主主義のために団結している」と投稿している。

トランプが大統領の座にいる限り、今後も同様の抗議デモが発生することが予想される。

また反対運動を抑え込むため、トランプは「反乱法」を発動して各地へ派兵を強行する可能性をちらつかせている。

【動画】飛行機から汚物投下を投下するトランプ
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